音楽って
夜寝る前は毎日読書、出かける時も必ずバッグの中に本を忍ばせて時間があれば読書が習慣になっていますが、ここ一ヶ月くらいは小説から離れて、シューベルトの本を読んでいます。
『シューベルト 演奏の手引き」は何度も読んできた本で、『シューベルト カラー版作曲家の生涯』は今はおそらく絶版になっている本ですがお気に入りの一冊。他にもこのシリーズを持っていて、特にブラームスの本が好きです。

こちらも10年近く前に購入した本で、色々な作曲家のことが書かれています。シューベルトも。

また、シューベルトといえば歌曲、ということで詩集を引っ張り出してきて読んだり。

昨日の休日は、デスクワークと本気練習(笑)の合間に、ショパンコンクールに触発されて、ショパンを弾きました。といっても、本気練習ではなくてさらっとす弾けるカンタービレな曲ですよ。(もちろん、本気練習をすれば一定期間は必要です)

休日の夜、一人弾くカンタービレがとても静かに心に染み渡ります。ショパンという人、時代背景、作品に対する思い、また、私自身の過去の色々な光景が浮かんできて、愛おしくて儚い人生に想いを馳せました。
音楽ってこういうことなんだろうと改めて気づかされました。
何気ない日常、不安や寂しさの募る時間、流動する全てのシーンに音楽が寄り添ってくれる日々に感謝です。
最後にご紹介するのは、最近隙間時間に読んでいる9月に発行されたピアニスト藤田真央さんのエッセイ『指先から旅をする 2』です。

本も写真も文章も美しくて、自然に大事に大事にページをめくっています。真央さんがどのように音楽やオケと向き合っているかが垣間見れる一冊です。こちらはまだ読み切っていませんが、ゆっくり楽しみながら読もうと思います。
さて、本気練習するぞ!(笑)