レッスン受講
昨日、師匠のレッスンを受けてきました。
グリーグを3曲持って行きました。いつも楽しく有益なアドバイスをいただき感謝いたします。
私のレッスンは、師匠が私の演奏を聴き、どう演奏したいのかを察知されて、そこにより近づくために、より効果的にどう演奏すればいいのかを、例をあげながらお話してくださいます。
テクニック面やイメージ、構成面ではなく、ちょっとした間(ま)だったり、ニュアンスだったり。「こうしたいのなら、こんなふうにするといいよ」とか。また、迷っているところや悩んでいることを先生に伝えて、先生の考え方を仰ぎます。
「こうあるべきだ」ではなく、私がどう演奏したいのかを私の演奏を聞いて分かってくださるって本当に嬉しいことです。
作曲家は音符や記号を書く前にどんな曲を作りたいかのイメージが先にありますよね。そのことを忘れずに、演奏する人が作曲家の想いを察知しながら自分の演奏を作っていくことが、私の目指す、生徒さん達に目指してほしい「伝わる演奏」に大切なことだと思います。
自分の言いたいことが相手に伝わる喜びは、音楽でも同じなんですよね。
もちろん、テクニックやセオリー、ソルフェージュなども総合的に演奏の助けになるのはいうまでもありません。
私の演奏が師匠に伝わっていることが嬉しいように、生徒にもそういう体験をたくさんしてもらいたいです。
振り返ってみると私のレッスンでは「どんなふうにしたいの?」「ココはこんなふうに弾きたいんだよね?」という言葉かけが多いですね。
それから、前回のレッスンから変化したところをちゃんと言葉で伝えるようにしています。
自分が思い描いた音楽を再現できる喜び、それが人に伝わる幸せ。音楽はコミュニケーションですからね。
師匠のレッスンは私自身の音楽向上のほかに生徒さん達のレッスンを考える機会にもなります。そういう師匠がいてくださって本当にありがたいです。
4月から毎月1回通っているレッスンですが、今取り組んでいる曲は終わりです。(終わるのも私自身の意思、生徒のレッスンのように合格とかはなまるとかありませんよ)
次回は11月頃に今譜読み中のソナタを持って行く予定です。雪の季節は冬籠り、という一年のルーティンを師匠も理解してくださっているので、次回のレッスンまでに全楽章通して弾けるように頑張ります!
最後に…
生徒の皆さん、お土産買ってきたよー(いつも同じようなものだけど…)レッスンの時に受け取ってね♪