ブルースに挑戦

先日、Nくんがピティナピアノステップに参加されました。去年はコロナの影響で中止。5回継続表彰のステージだったので、中止は仕方ありませんでしたが残念でした。

そして、今年。Nくんはピアノ以外にも頑張っていることがあり多忙な少年で、今年はどうするのかな?と思っていたところ、「頑張る!」と冬休みから取り組み始めました。

曲は2曲とも普段使っているテキストから選曲しました。課題曲は古典派のクレメンティのソナチネ、自由曲はちょっと冒険& Nくんに向いてそうなブルース。大きく時代とジャンルを跨ぐ選曲にしました。

しかし、思うように練習できないこともあり、不安な日々が続きました。が、本人の努力、そして、おうちの方の励ましもあり、その日を迎えることができました。

私は当日行くことができず、本当に申し訳ないと思いながらも、きっと今できることを頑張ってくれると信じて前日のレッスンで最後のエールを送りました。

2曲とも良い評価をいただき、講評にも良かったところや今後のアドバイスが書かれていました。一年待ったあとの継続表彰もよかったね!おめでとう!!!

おうちの方が本番の演奏の動画を送ってくださいました。2人のアドバイザーの先生が “S” をつけてくださった自由曲 “Blues in the Attic” を聴いてください。※掲載許可を頂いています

後日、解放感あふれる笑顔とともに私の大好きなチョコを持って来てくれました。本当によく頑張ったね!!!先生も嬉しい!!!

当日お世話になった先生方、アドバイザーの先生方、ありがとうございました!


今回自由曲に選んだ “ Blues in the Attic “ (屋根裏のブルース)は、ABRSM(英国王立音楽検定) 2019-2020のG3課題曲 リストCの中の一曲です。題名を見ただけでドキドキしますね!

ABRSM の課題曲はリストA(バロック、古典派)、リストB(ロマン派)、リストC(近現代)となっており、受検者がそれぞれのリストから一曲ずつ選曲して、3曲通して演奏します。

リストCには、民族的な音楽、ブルースやスウィング、ラグ、ロック調の曲などもあります。

当教室の生徒にはだいたい小学生低学年から各レベルに応じた課題曲集とスケール本、プラス理論テキストを持っていただくことが多いです。(受検されない生徒も)リストCの曲もみんなが好きみたいで、最初はリズムや普段聞き慣れない響きに苦労したとしても最終的には楽しく演奏できるようになります。

基本はクラシック中心のレッスンですが、色んなジャンルに触れることはとても刺激的です。私はクラシック一本で育ってきたので、生徒達と一緒に楽しませていただいています。

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