イメージ

レッスンの中で「イメージ」という言葉をよく使います。

生徒さんの年齢や経験値によって、イメージをどのように伝えると分かりやすいのかよく考えて言葉を選びます。

もちろん、音楽ですから実際にピアノで「こんなイメージを持つとこんな感じ」「違うイメージだとこうかな」など、実演して聴いてもらっています。

形式や拍子、テンポ、フレーズ、アーティキュレーションなど、また、インターバルの違いや間(ま)など、たくさん考えることはありますが、全体のイメージも大切。

いつも生徒さんに伝えている大切なことの一つとして、「すぐに弾き始めないこと」があります。

手をピアノに置いて、イメージを持って、曲と繋がってからカウントして弾き始めましょう、とお伝えしています。

弾き始めのみの練習をすることもあります。

「こんな音でこう弾きたいな」を強くはっきりと頭の中でイメージしてから弾き始めると、イメージ通りだったのか、イメージとは違っていたのか、私ではなく、本人が分かるようになります。

こうしたレッスンで、みなさんが良く音を聴いてくれるようになっていると思います。


今夜の夜ウォーキングの時に撮った月です。こういう風景や空気感も私のイメージ材料になるんですよね。ちゃんと記憶に留めておこうと思います。