曲のイメージ
ピアノを演奏する時、イメージすることがとても大切ですね。
でも、どうやってイメージする?
意識しなくても曲を聴いただけで、サラッと弾いただけで風景や感情が湧き出ることもあるし、じっくり考察しないとなかなか掴めないこともあるし、曲によって様々ですね。
私が生徒さんの発表会の曲を選曲する時、特に初級の生徒さんにはタイトルでイメージしやすい曲を選ぶようにしています。生徒さんの性格も考慮して興味のありそうな、その子の感性に合いそうな、など。
Yくんはいくつかの私が選んだ候補曲のうち、速くてカッコいい曲と、それとは対照的な静かな曲に決めました。
“The Quiet Wood” はポリフォニー要素のある美しい曲です。
ある日、「曲のイメージをキーワードでも、文章でも、絵でもいいから書いてみて」と言ったら、次の週、こんな素敵な絵を描いてきてくれました。
星が輝く夜に森の動物たちが眠りについているシーン。
Yくんはピアノ以外にもスポーツも頑張っていますが、絵も上手だとは知りませんでした!新しい発見!!!
聞いてくれる人を静かな森に連れて行ってあげれるといいね。
この先、「ソナチネ」や「練習曲」など具体的なタイトルのない曲でも、曲調や構成から自分でストーリーを作れるように、色んなキャラクターの曲を体験して表現のストックを増やして欲しいです♪