ピーターラビット
ピアノ指導者の大切な仕事の一つ、教材研究。
最近導入しているのは北村知恵先生の「ピーターラビットピアノ教本」です。
随分前に大阪在住の大学の友達からこの教材のことを聞いていたのですが、ようやく去年全巻と指導書を揃えて研究を始めました。当たり前ですが、レッスンで使う前の研究はとても重要です。
私が常に目指しているのは、初歩段階から、理論、テクニック、表現、ソルフェージュなど音楽の本質を学び、総合力をつけること、自分で考えて伝える力をつけることです。多くのメソッドは全5巻くらいあるのですが、このピーターラビットのピアノ教本は全3巻。内容を細かく書くと長くなりそうなので割愛しますが、とても共感するところが多く採用することにしました。日本語と英語の両方で説明文が書かれているところも惹かれた理由の一つです。
ピアノを始める年齢によってどの段階で取り入れるか、併用するテキストはどうするか、など考えないといけませんが、今はプレリーディングが終わった生徒さんたちと小学生からピアノをスタートされた数名が1巻使っています。
その中の一人、幼稚園から通ってくれてこの春小学生になられたRくんが今週のレッスンで、まずはマストのスケールを弾き(当教室オリジナルのメジャースケール、マイナースケール合わせて10個)、ピーターラビットの教本を開いたら…
ステキ!!!
ピーターが楽しそうにおどってるー♪
Rくん、絵も上手なのね!
ストーリー(曲)ごとにイメージして、それに似合うテクニックを使って表現する。どんなに小さな曲でも伝えられるし、伝わってくるんですよね。
Rくんはピーターラビット自体も大好きみたいですよ。
2巻からぐんと内容も深くなり、美しい曲、楽しい曲、静かな曲、色んな曲が増えてくるので、どんな曲と出会えるか楽しみにしながら力をつけていきましょうね。
私もさらに研究を重ねていきます!
実は我が家はピーターラビットにそっくりなウサギを飼っていましたよ。