お経と音楽

この春、70代の住職さんがピアノをスタートされました。使っているテキストはピアノアドベンチャーのアダルトです。

プレリーディングと音価のレッスンのとき、
「お経にも声の音高を示す記号や、伸ばす記号、音を鳴らすタイミングの記号がありますよ」と教えてくださいました。

2つの◯は音を鳴らす。この2拍でテンポが決まる。ハ調のレから始まる。

3つの◯で音を鳴らし、それが終わりの合図。

漢字の左の記号が高さを表す。ひらがなの「へ」を横にして短い棒が3つ付いている不思議な記号はなんだろう?と思っていたら、綺麗なお声で唱えてくださいました。ちょっと感動!音楽でいうとトリルの後、音を下げる感じで終止形の役割をしているようでした。

それから、途中に入る「リーン」と鳴る音は「ミ」の音と決まっていて音程がずれないように鳴らすのだそうです。

初めて見たお経の「楽譜」にとても感動しました!
巻末にはなんと!五線譜にしたものが載っていました。これなら私も唱えれそう?いえ、何年もかけて習得するものだと思います。

西洋も日本も、祈りがメロディーになるのは同じなんだなぁ、と感慨深くなりました。狙って撮ったわけではありませんが、西洋のピアノとお経が一つの写真に収まっている画像2枚目が気に入りました。

ありがとうございました。次のレッスンも楽しみにしています。

※画像、記事掲載は許可をいただいております。