ピアノと英語の類似点

ピアノを練習していると、ふと

「これ、英語学習と似てるな」

と思うことがあります。

きのうも最近譜読みを開始した曲を弾きながら、そう思いました。

新しい曲を譜読みしているとき、分析しながら何度も弾いているうちに、

「あ、ここはこの調に転調したからこう響く」

「ここはリズム、ここは和声が軸になって進行しているんだな」

など、だんだん全体が整ってきます。

体や手、指をどう動かせば楽に自然な表現ができるか考えて練習しているとマッスルメモリーも定着します。

英語も、よく似ています。

例えば、シャドーイングでも、最初は意味が全部取れなくても、繰り返すうちに、構文や流れが自然と分かるようになり、「聞きながら意味が取れる」「口から出てくる」そんな感覚に変わっていきます。口や舌のマッスルメモリーも定着。

英語の意味が取れるようになるのは、文法や構文の基礎があるから。音楽でいえば、理論のようなものだと思っています。

演奏中に理論を考え続けるわけではないけれど、土台があるからこそ、音楽が理解できて、表現できる。

英語も同じで、文法は表現を支えてくれる存在なのだと思います。

ピアノは、理論やスケール・アルペジオ練習が助けてくれますし、練習を重ねることでマッスルメモリーが確実に定着します。

だからこそ、最初の指番号決めをとても大切にしていますし、生徒さん達にも指番号の重要性を伝えています。一度体に入った動きは、後から直すのが大変だからです。

英語も同じで、口や舌のマッスルメモリーは練習量に比例します。私のレッスンではフォニックスを使って発音を強化していますし、私自身も今はAIアプリを使って発音練習しています(笑)

また、生徒さんたちのピアノのレッスンで、新しい曲の練習に入る前に「準備学習」として、

この曲は何調?何拍子?同じセクションはある?など、楽譜全体を眺めて、ざっくり構成やリズムをつかむことを練習の一部としています。

その“準備”があるだけで、演奏はぐっと楽になります。

これは英語学習でもまったく同じです。

ちなみに、プラス10分英語コースを教えている生徒さん達には、英語のフレーズやリズムを、音楽用語を使って説明することもあります。

「ここはフレーズの山だね」

「この言い方はレガートでつなぐ感じ」

「ここはスタッカートみたいに軽く」

「アップビートのノリで」など。

そうすると、不思議と英語の自然な抑揚、呼吸が生まれるんですよね。

ピアノも英語も、最初は上手くいかなくても、音を出しながら、意味をつかみ、理解を深めていく。

そうやって少しずつ、「自分のもの」になっていく過程を楽しめたら、学びはずっと続いていく気がします。

私も、ピアノも英語も、まだまだ勉強中です!楽しいから止まらないとも言えます。